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『不思議の国のアリス』(ふしぎのくにのアリス、''Alice's Adventures in Wonderland'')は、1972年のイギリスのミュージカル映画。ルイス・キャロルの同名小説が原作である。本作のメイクアップを担当したスチュアート・フリーボーンは、小説の初版本でジョン・テニエルが描いた挿絵をベースにメイクを施した。日本では劇場未公開で、1988年にアポロン音楽工業よりVHSが発売された。後にDVD化された際に『アリス 不思議の国の大冒険』と改題された。 == ストーリー == アリスたち三姉妹は、チャールズ・ドジスンとダックワースに連れられボート遊びに来ていた。そこではアリスだけ何もする気が起きず、眠気をもよおした彼女は夢の世界へと落ちていく。 不思議な世界に来たアリスは、時間に追われている白ウサギを見つけ、自分が植物よりも小さいことに気がつく。ウサギの巣穴を見つけアリスが入ると、下に深く掘られた穴に落ち、アリスはゆっくりと降下していった。最深部についた彼女は白ウサギを追い、長くドアがたくさんある通路に迷い込む。そこでアリスは、1つだけカーテンで隠されていた小さなドアを見つけ、ドアを開けるときれいな庭と城へ続く道があったが、彼女の身体にはドアは小さすぎ通れなかった。鍵を閉めて後ろを見ると、さっきまではなかったテーブルの上に、ビンに入った薬品が乗っていた。その薬を飲むと、アリスの身体はみるみるうちに小さくなり、ドアを通れるサイズになる。だが、ドアの鍵をそのテーブルに置いてきたため、ドアを開けられない。すると今度は、テーブルの下に小さなお菓子が落ちていて、それを食べると、アリスの身体はさっきとは逆にどんどん大きくなる。鍵を取ることはできるが、来たときよりも大きくなったため、到底ドアは通れそうにない。そこに通りがかった白ウサギに話しかけると、そそくさと逃げていってしまう。 アリスはどうしようもなく悲しみにくれていると、いつの間にか身体が小さくなっていた。またしても鍵を持っていなかったため、ドアを通るのはあきらめ、自分の涙でできた池を泳ぎ続けていると、一匹のネズミと出会い、彼についていくとネズミたちが集まる広場にたどり着く。そこにドードー鳥が仲間を引き連れてきた。アリスが、ネズミの猫が嫌いな理由を聞いていると、尻尾のことをからかわれたと感じたネズミは機嫌を損ね、みんなどこかへ行ってしまう。すると白ウサギが現れ、アリスのことをメイドと勘違いして、彼女は使いを頼まれる。白ウサギの家に向かったアリスは、家の中に入り、頼まれていたものを見つけると、そこにもビンに入った薬品が置いてあった。小さい身体に飽きていた彼女は、その薬を飲むと家いっぱいに身体が大きくなり、外に出れなくなる。そのとき白ウサギが迎えに来て、家に入ろうとした彼をアリスは妨害する。ウサギたちが反撃を開始しようとしたとき、アリスの前に小さなお菓子が多数出現し、それを食べて再び小さくなる。 家を脱出したアリスは、その後もおかしな住人たちと出会いながら、不思議な世界をめぐっていく。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「不思議の国のアリス (1972年の映画)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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